月刊AMI Vol.2 8月号 ■△▽●○□

「最近のAMI」
最近、当社は「活気(オーラ)」をテーマにお話しする機会が多くなっています。

当社は(株)船井総合研究所の登録経営コンサルタントの資格を有している企業でもあります。 好む好まないに関わらず船井先生の影響を受けています。

筆者が一番気に入っている言葉は「一番化・一体化・一流化」という言葉です。

 コンサルタントとして多くのお客様に接していると「自社および自社の製品がNo.1である」と思っていない傾向の状態に遭遇いたします。

船井先生の最初のキーワード「一番化」はその意味で重要なものです。

次に「一体化」という言葉があります。 これは、永遠のテーマと言ってよい程に難しいものであります。 一体化を判定するのに私どもは、社長さんが社員の「やる気」を自慢できるか、または、社員さんからの提案がどれ程あるかを基準としています。
社員の「やる気」を自慢する事の意味合いは計り知れないものがあります。

「一流化」・・これはシンプルにグチが出ない状態と定義しています。 社長が社員の「やる気」を自慢するような会社では、グチの内容がよくなるものです。 皆さんの会社は如何ですか。

 さて、今月も当社は東京・名古屋・大阪の3カ所でセミナーを行いました。 服部主任は、入社満4年で5年目に入っています。

少しずつ、幹部社員としての活動を始めています。 また、このセミナーは、有償で講演する第一号であり、初デビュー記念のセミナーとなっています。 

これまでは、筆者が主体となってセミナー講演を行ってまいりましたが、ようやく、事例が豊富になって社員がセミナー開催できる段階になりました。


社員の「やる気」に期待したいとおもっています。 



一番主義
実は、この原稿を新幹線の中で書いています。 もうすぐ日本一の「富士山」が見えるところです。

「地域一番主義」という言葉をご存じの方も多数おられるものと思います。 何でも一番でなければ一般の人に認知されない例えに「富士山」が使われます。 

確かに2番目の山は覚えていません。 「一番」の意味を端的にあらわしています。 

それでは、どのようにして「一番」を目指すかという問いに対して、船井先生は「時流適応力相応一番主義」という言葉を使って示しています。

この言葉には、「時流適応」「力相応」「一番主義」の3つの要素で構成されています。 まず、「時流」とは、大きな流れを指し10年のスパンで見ても持続する流れを指し、長く適応する必要を言っています。

経営を行っていますと、いろんな状況に遭遇いたします。 いい状況であれば何も問題ではないのですが、悪い時には、あれこれと悩みが多くなります。 

時に応じて各種の情報が耳に入り、苦悩から抜け出す策としてすがりつきたくなる情報も入ってまいります。 よく例えられるのが、お弁当ショップです。

お弁当ショップが儲かると聞くと雨後の竹の子のようにあちこちにお店ができました。 その結果、過当競争になって、あえなく店をたたむ事になったケースが多いものです。 

確かに、「お弁当」は時流であり、今でも盛んになっています。 失敗した方の事情も様々であろうと推察しますが、安易に時流感を持ち飛びついた結果であるのも事実のようです。


最近、筆者は、「時流適応」にも2つの方法があると考えています。 1つは、まともに本流をつかむ方法で大切なことです。 

しかし、これには前向きな「投資」が必要になるケースも多数ありますので、元気な企業である事が必要条件であります。 残念ながら、私どものお客様で前向きな投資を気軽にできるところは数少ないものです。

 体力的にこの方法をとりにくい現実があります。 そこで、重要なのは。もう1つの方法である逆転の発想で「すき間」をさがして逆適応する「サバイバル作戦」であります。

大きな資本が、わざわざ下り坂を選ぶ訳がないので、小さな資本が成功するチャンスが埋もれている訳であります。

逆バリの方が生き残れるチャンスが大きいものです。

例えば、最近の傾向ですが、メールが普及して電話をかける程でなければ、メールで済ます時代になっています。 しかしながら、頼み事までメールという方がおられます。

筆者などは、古いタイプなのかも知れませんが、素直に、依頼に応じる気持ちになりにくいものです。

コミュニケーションがリアルに行われる事が、リレーションを深くするものと思います。

今、若い人の時流が、メールによる時差・間接的なものであるならば、「逆張り」で「3まめ主義」・・口まめ・筆まめ・足まめという原始的な基準を思い出したいと思っています。


現代は「クリック&モルタル」と呼ばれるように、ネットを含めて「IT技術」の活用と現場での行動を結びつける事が大切です。 

当社もホームページやB2Bのソフトやeちらし・ePoPなどのネット関連の技術サービスを商品化していますが、現実には、バーチャルのハンデが大きく存在します。 

やはり、情報と人が連動する事がより大きな成果を生み出します。 その連動の指導方として、「逆バリ」の思想で、「そこまでやるかぁ」とうならせる人による「非合理性サービス」を現場指導しています。

対人関係をうまく進めるコツを指導している訳であります。 その一つは「コミュニケーションの4原則」であります。 それは

1)事実に基づき
2)良識あるスタンスで
3)ワクワクしながら
4)機知を巡らしながら会話する

事であります。

 あるお客様によると、商品を説明して来いと指示したら、お客様の立場に関係なく一方的に商品説明を行う営業マンがいるそうです。 

お互いにワクワクしてコミュニケーションを行う為の「地均し」の会話ができないそうであります。 営業という職種の行き末を懸念委たします。

 当社は、お客様を感動させるのも、がっかりさせるのも多くの場合、「人」の要素が大きなウエートを占めていると言っています。 

「商品」の問題よりも大きい訳ですから、「人」という「見えざる価値」に迫る訳であります。 「見えざる価値」の再発見・創造という事を指導する会社であります。 

「現場オリエンテッド」を基本にしながら、「見せ方」と「売り方」を開発し、現在では、ネットなどのIT技術を取り入れています。 


この分野は大きいマーケットになると確信しております。 


最後に
もう皆さん、ご存じのように小泉旋風が吹きまくってTVの選挙放送が始まった途端に自民党67という予想が出てしまうなど「圧勝」、特に選挙区選での圧勝は驚異的とも言うべき結果でした。

 半年前では森首相では勝てないと大騒ぎしていたのだから、小泉さん支持の大ブームだったと言えます。  

これをマーケティングで考えてみますと船井先生の著書「百匹目の猿現象」で紹介された「流行」の起こり方がピッタリと当てはまります。 

「百匹目の猿現象」は、最初、「流行」となる現象に対して若い女性(女子高校生くらい)が飛びつき、ついで同じ年代の男性、一つ上の年代の女性・男性・・と順に伝播していくというものであります。 

マーケティングの基本としてよく知られているものです。 この現象と今回の選挙は、まったく重なります。

それは、若い女性が「小泉さんブーム」をつくったと言える程、写真・ポスター・グッズなどに飛びついた事であります。

TVニュースで小泉さんが応援演説している場面がありましたが、女性が小泉さんを応援しているが候補者の名前を知らない場面もありました。

びっくりする女性パワーであります。 

これを客観的に見れば、自分たちの仕事にも当てはまることであります。 

今、自分たちがどんな立場であっても、商売を繁盛させる為に、この現象を勉強すれば「ブーム」を吹かす事が可能であるということです。

私どもは「女性の時代」と主張してきましたが、「女性」をよく研究して「ブーム」をメイクするマーケティング・コンサルタント会社としてノウハウを蓄積してまいりました。

マーケティングのツールも、webからfax・電話・メールと各メディアを揃えることができています。 


 現在は、小売店の指導で活用して着々と成果をあげています。一度、ご相談して下さい。 

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