<月刊AMI>2019年1月号 Vol.209 ■△▽●○□


1..「 I have a dream.」

 2019年の正月に当り「抱負」を書きたいと思います。まず、背景的には、2025年大阪万博の開催が決まって経済環境的は好転するという希望的観測をベースに前向きな「夢」を持ちたいと思います。
右掲は、米国の人権活動家のキング牧師で「 I have a dream.」という有名な演説で覚えておられる方も多いと思います。
「私には夢がある」と語るのはなかなか難しいもので、「人」+「夢」=「儚」つまり「人の夢は儚い」と言われるのですが、反面、「夢」が持つ精神的エネルギーは量り知れないものがあります。
例えば、家族旅行でディズニーランドへ行こうと計画するだけで、その間に行う準備で家族全員が楽しいのです。
本当に「夢」の重要性を痛感します。

 しかしながら、「夢」は実現しないと無意味なので、実現する為に何をするかが重要なポイントです。
私の場合、今年7月に満70才になります。
毎月、給料で支払っている厚生年金はなくなり、健康保険だけになります。
その健康保険も75才で後期高齢者の保険に切り替わるという年齢的な節目が近づいて来ます。
そんな環境的変化があっても「健康寿命」という言葉があるように、精神的にも肉体的にもイキイキと生活したいのは万人の望みです。
その為に、健康がベースなので「頭」を使い「胸」で気遣いをし「足」で元気に歩き回れることが大切です。

 私は、5年前に妻に先立たれているので日常生活を自分でする事が大事であり、衣食住に追われる感じでいます。
しかし、幸いな事に「文明の利器」に恵まれているので、家事に追われるという点では随分軽減されています。
例えば、「炊事・洗濯・掃除」と言いますが、ご飯は自動炊飯器でタイマーで炊けますし、おかずも最近「電気圧力鍋」を買って「おでん」や「肉じゃが」などもタイマーで炊けるようになっています。
残念ながら、「掃除」はロボット掃除機ではないので、自分で掃除機をかける必要があり、定期的に行う位です。
それよりも「片付け」が大変ですね。炊事でも後片付け、掃除でも後片付けが基本なので、これを嫌がらずに行うようにしています。

 こんな風に「炊事・洗濯・掃除」というベースを確立して習慣化しているので、日常生活はマンネリ化しない事が大切です。
「百歳現役」という大きな夢を掲げていますが、それを実現する為に小さな身近な夢を連続して実現して精神的にイキイキしている事がポイントになります。
身近な夢、つまり、多くの方は老夫婦で余生を楽しむという事で旅行や食事などを描く訳ですが、私の場合、相手がいないので別な夢を描く必要があるのです。
前号でサミュエル・ウルマンの詩から導き出した「若さ」=「信念」x「自信」x「希望」と京セラの稲盛さんの「成果」=「考え方」x「情熱」x「能力」をご紹介して、「考え方」を前向きにする事が大切と書きました。
その為に「希望」が大きな要素と書きました。従って、「希望」≒「身近な夢」として連続させる事がポイントになるのです。

 まずは、2025年大阪万博が身近な夢のシンボルなのです。
孫たちも中学生位になっていますので、万博やUSJを一緒に楽しみたいと思います。
その時は76才ですが、楽しめるように健康に心掛けたいと思います。
まずは、肉体的に歩ける事が重要なので、足腰の鍛錬を兼ねて日常の中で少し遠回りしながら20分程度のウオーキングを繰り返して1日6キロを心がけています。
また、2025年は会社が創業30周年になりますので、今から資金を蓄えて記念事業が出来れば良いと思いますし、三男が自立して事業を始めるのも良いと思っています。

 このように、「 I have a dream.」と題した割に「抱負」が「身近な夢」と萎んだ感じですが、「夢」≒「希望」がなければ、惰性的に生きる事ができても、それは結果的に詰まらない人生に終わると思うのです。
70才にして「身近な夢」を再確認した訳です。
この「身近な夢」の連続で、その先に「百歳現役」という大きな夢が達成できると実感したのです。
現実的には、目の前の事に追われますが、その前に「身近な夢」が必要と思うのです。皆さんの参考になればと思います。


2.最後に
 私は、サラリーマン時代から、毎年、去年実施した事とやり残した事、そして、今年の展望と抱負を描いて来ました。
今号は「 I have a dream.」と題して「夢」の重要性を書きました。
「夢」はチャレンジする物が中心になりますので、実現の為に必要な方法や手段が重要になります。
用意周到という言葉がありますが、準備を十分にする事が大切です。
本当に、思い付きでやった事が結果的にうまく行く場合も多いですが、「準備」の期間を十分に持てるように計画性を大事にして行きたいと思います。


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