<月刊AMI>2004年11月号 Vol.40 ■△▽●○□

1。最近感じること・・「天災」


今年は、台風や地震へのイメージを劇的に改変することが起こりました。台風の上陸回数が過去最高となり、各地で水害を引き起こしました。地震も新潟で震度7クラスの直下型地震が起こり、また、震度6や5という大きな余震が連続起こるという災害でした。神戸の場合と違って、犠牲者数は少なかったですが、ライフラインの破壊は神戸以上のような感じです。

最近、「オール電化」推進の仕事をしていますが、このような災害の時は、まず、電気が回復しています。次に、水道、ガスという順です。IHを導入しておれば、まず、電気で調理ができるようになります。さらに、「オール電化」では、給湯器のタンクに約460リットルの水が残っているのです。タンクが倒れると問題ですが、家族が何日か生活する為に必要な「水」を確保できます。勿論、オール電化だと光熱費も安くなるし、さらに、こんなメリットが含まれています。


2。ビデオ連動、ちょっと役に立つヒント・・「まさか」

新潟県中越地震や兵庫県豊岡市周辺の水害、また、イラクで日本人青年が殺されるという事件など予期しないことが連続して起こっています。本当に「まさか」と思うような事ばかりです。昔、先輩から「人生に3つの坂がある」と教わりました。「上り坂」「下り坂」そして「まさか」。「下り坂」は、誰もが注意しているから大きなトラブルにはなりにくいが、「上り坂」で、比較的順調な状況が続くと足元がおろそかになって、思わぬトラブルに見舞われるということでした。


私は、この回避策として、故一倉先生の「社長の3大仕事」の徹底をお薦めいたします。先生は、

  1)お客様に会う 
  2)新製品を開発する
  3)計数管理で客観的に判断する

を挙げておられます。会社は、組織で運営されるものですが、トップがお客様から離れると「現実」が分からなくなります。その意味でも「お客様」に会うことが重要です。また、同様に、製品開発もお客様の声を反映しないと売れないのですから、こういう点でも「お客様」に会うということがポイントになります。


私は、お客様に、担当者レベルでは「メイン商品」のオーダー間隔を計測して長期化した時にアラームを出す、また、課長や社長にはお客様と何日間会っていないというアラームを出すシステムを推奨しています。実際に、ペーパーで実践されて「効果」を確認されています。安心しているから「まさか」が起こるのです。システムでコンタクト状態を定期観測する価値があります。



3。さいごに・・「忙中の閑」

最近、大きなプロジェクトに参加していて、結構、忙しくしています。それこそ、日曜日がない程です。とは、言うものの家庭の用事などもあるので、小刻みに時間を管理して「小用」をこなすようにしています。時々、時間がズレて困ることがあるのですが、問題は「大きな用事」をどのようにこなすかという点です。私は、先にスケジュールで時間をとるようにしていますが、それでも、緊急な要件が発生して、プライベートな時間に侵食することがあります。そんな風に忙しくしているのですが、「忙中の閑」と意味では、食事タイムをちょっと長くして、雰囲気のレストランなどに出かけるようにしています。いい雰囲気で食事すると気分もリフレッシュできて「一石二鳥」です。お薦めします。

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