<月刊AMI>2004年5月号 Vol.34 ■△▽●○□

1.最近感じること


GWが始まります。小生は、1年で一番よい季節ではないかと思います。当社の場合、7連休ということです。
このまとまった休暇の使い方に差が出ると思います。東京の山手線で見た広告には、「寝正月の方は、GWの寝・・ですか?」というキャッチ・コピーがありました。なかなか、ギクっとくるものですね。小生もこのコピーに刺激されました。浜名湖花博が開催されているので、これに行って見ようと思っています。きっと、大混雑と思います。が、家族そろって行けるチャンスって、そう多くなくなっていますので、ちょっと(?)奮発したいと思っています。


2.ビデオ連動 ちょっと役に立つヒント!・・「ビジョン」と「現場主義」

お客様に「ビジョン」づくりを推進されている団体に属されている方がおられます。その社長さんが「これは【塗り絵】ですね」っておっしゃるのです。確かに、同じ輪郭でも「ぬり」方によっては「絵」の出来映えが大きく違って来ます。

でも、「ビジョン」を共有する意義は大きいものです。小生のアドバイスは、

1)今までのノウハウ蓄積を活用できるものである事 
2)自力でやりきれるものである事 
3)自分サイズの投資である事


の「3つの必要条件」をまずチェックすること、
そして、その上で、十分条件(船井先生の「本物の4条件」)として、

1)わくわくする卓越した効果が期待できるか 
2)それはシンプルで誰でも参加・使用できるか 
3)経済性は確保できるか 
4)斬新過ぎて副作用がないか


などをチェックすると話しました
しかしながら、現実は「現場主義」でなければ、何も生みません。「現場」=「金」というものです。もちろん、最近は、「現場」+「情報」という時代になりつつありますが、それでも

       「信頼」=Σ(小さな信用)

という事で「現場」をおろそかにする訳に行かないものです。この「現場」に縛られられていると「周囲」も「前方」も見えないことになりがちであります。デフレの影響で目の前の世界は萎みがちです。ついつい、消極的な気分におそわれそうになります。このネガティブ回路から脱出する為にも「ビジョン」を描いておく事は重要です。

「現場」への「集中」と「ビジョン」実現の為の「同時進行」がポイントになります。「同時進行」は「ネタ」まきでもあります。「現場」活動の中で「80:20の法則」で20%を「ネタ」まきに時間を割きたいものです。


3.さいごに・・「テコの原理」

ともかく「1人でできる事」は高が知れています。現代は、職人さんですら「いぶし銀」ですましている訳に行かない時代になっています。ともかく、「人」との関係で生きていけるという世界なので、多くの「味方」を持つことがポイントになります。

その為には、「人」と「人」を結びつける「モノ」がシンプルかつ魅力的である必要があります。シンプルであるから「多く」の人が「協力」できるのです。難しいものや複雑なものは、幾ら魅力があっても多数の人を動かす事ができないものであります。何事も「シンプル イズ ベスト!」という原則に従いましょう!ちょっと、二律相反的ですが「シンプル」で「魅力」があるものを開発するということが急務になります。これが実現すると「テコの原理」で大きなパワーを発揮すると期待できるものであります。

3/3
月刊AMIトップへ